妊娠中のお口のケア、生まれてくる赤ちゃんのお口のために

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妊娠中のお口のケア、生まれてくる赤ちゃんのお口のために

ひで歯科Blog

2019/02/15 妊娠中のお口のケア、生まれてくる赤ちゃんのお口のために

 

こんにちは。
ひで歯科クリニック受付助手の山坂です。
今回は妊娠中のお母さんのお口のケアと、生まれてくる赤ちゃんのお口について
お話させて下さい。

 

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妊娠時に見られやすい歯やお口の状態として、

 

・歯肉に腫れがある
・冷たいものや熱いものがしみる
・歯や歯肉に痛みがある
・唾液が粘っこい気がする
・気分が悪く、歯磨きができない
・食事回数が増えて、歯垢がたまりやすく感じる
といったものがあります。

 

妊娠中は虫歯や歯周病になりやすくなっているうえに、なかなか自分では初期症状に気がつかないものです。
歯の治療の中には期間がかかるものもあります。
また、妊娠期の体調変化やお母さんの体と生まれてくる赤ちゃんへの影響や精神的な負担を考えると、
妊娠時や出産後の授乳、育児の期間に歯科治療を受けなくて済むように事前に検診や治療をうけることをオススメします。
受診時には妊娠中であることを伝えて頂き、できるだけ楽な姿勢で治療を受けられる様に心掛けています。
体調や気分が悪くなったときは、遠慮なくお申し出下さいね!

 

 

次に赤ちゃんの歯についてです。

 

子供の歯が生え始めるのは生後6~8か月ごろですが、歯のもとになる芽(歯胚)ができ始めるのは妊娠7~10週ごろです。
妊娠4~5か月ごろからは、この歯の芽にカルシウムやリンがくっついて少しずつ硬い組織になり、歯の形を作っていきます。

歯の発育に必要な栄養は、歯を硬くするカルシウムやリンばかりでなく、歯胚の形成に役立つ良質のたんぱく質、
カルシウムの代謝を助けるビタミンD、Eや歯質の基礎を作るビタミンA、Cなど様々です。

 

赤ちゃんの丈夫な歯を作るためにも、バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。

健康な状態でも、お口の中にはたくさんの細菌がいます。

 

虫歯菌の代表的なものは「ミュータンス菌」でこの菌は歯の表面に付着して増える性質を持っています。

 

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはミュータンス菌はいませんが、
やがて周囲の人のお口の中にいたミュータンス菌が唾液を介して、赤ちゃんのお口の中に入ってきます。

 

それでも歯が生えないうちはミュータンス菌が住み着くことはありません。
乳歯が生えてきて、糖分を含む食べ物をとるようになると、ミュータンス菌が住み着きやすくなります。

 

授乳や食事のあとは、ガーゼや歯ブラシで歯をきれいにしましょう。

 

 

「妊娠すると歯周病になりやすい」とか「出産すると歯が悪くなる」という話をききます。

 
確かに、妊娠によって虫歯や歯周病のリスクは高くなりますが、適切なお口のケアによって予防することも可能です。

ひで歯科で妊娠出産後のお母さんのお口や生まれてくる赤ちゃんのお口をサポートさせてください!

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